リハビリテーション技術科

ご挨拶

当院は、理念として「安心して長く勤められる事業所を作る」を掲げ、リハビリ科でも「働きやすい職場環境を構築する」を目標として努力しています。
地域に根ざして、急性期リハ、患者様の状態に応じて回復期リハ、療養リハ、老健リハを展開しています。
この4部門を就労経験できるように適時ローテーションして、リハビリテーションの流れを経験・理解でき、経歴を向上することができます。

設備面では、広いリハビリ室(350㎡)や病院内のどの端末からでも患者の状況を知ることの出来る電子カルテシステムがあります。

教育面では、新卒のスタッフには2ヶ月に渡り実技を含めた集中講義と半年間の教育制度や、有資格者の方も徐々に馴染んでいけるようなフォロー体制があります。

福利厚生面では、同好会や各種の年間イベントがあり、また祝祭日と4週8休制度を利用して家族との時間を大切にできるワークライフバランスも当院の魅力の一つです。

内容・特色

急性期病棟

『良質な医療を地域に貢献する』という病院の理念の基、近隣施設や地域からの患者様を中心に入院・外来リハを提供しており、仕事・学校といった実際の生活に根付いたリハビリを心掛けています。

入院では『整形外科疾患』『肺炎や術後の廃用症候群』『脳血管障害疾患』を中心に、入院・手術翌日などの超急性期からのリハビリ介入を行っています。
外来では退院後の継続リハや整形外科疾患(上下肢骨折・変形性疾患等)を中心にその人らしい日常生活への復帰をサポートしています。

職場環境としては、リスク管理を充実させた医事システムの利用、医師・コメディカル全体での多様なコミュニケーション(整形外科カンファレンス、病棟カンファレンス、NST等)によって職員が安心して働くことが出来る体制を整えております。

回復期リハビリ病棟

施設基準は回復期3、稼働日は月曜日から土曜日で、入院は指扇病院の急性期病棟からがほとんどを占め安定しています。

特徴としては、「見通し・風通しのいいリハビリテーション」ができる環境にあります。

  1. リハビリ室と同じフロアにあるので、回復期では日々の患者様の日常生活の様子が分かりやすく、病棟スタッフとの情報交換もしやすいです。
  2. リハビリ室・スタッフルームとも、急性期・回復期、PT・OT・STとも同室なので、急性期での経過も他職種のリハの様子もみられ、書面では伝わりにくいような微妙なニュアンスの情報もリハビリスタッフ同士いつでも話し合うことができます。

1、2の物理的な距離は、スタッフ間の心理的な距離にプラスの影響をしていると思います。
また、情報交換会や家屋調査を通して、患者様・ご家族のお互いが生活しやすいようにサポートできるのが、リハビリスタッフの励みややりがいにもなっています。

指扇療養病院

急性期・回復期のリハビリが終了した患者様の生活機能の維持・向上、日常生活の援助、介護負担の軽減、QOLの向上に焦点を当てて介入しています。

介護老人保健施設 びわの葉

療養病床から老健へ転換し、開設から2年とまだ新しい施設です。
施設内で生活をされている利用者様の疾患は様々であり、リハビリの実施はもちろんリハビリを越え一人ひとりの生活や生きがい、楽しみをサポートしています。

また、他職種とのつながりは強く、利用者様一人ひとりにあった目標に一丸となって向かっていけるよう、日々カンファレンスなどで話し合っています。
在宅強化型の老健とは違い、当施設の時間の流れはゆっくりでご本人とご家族が過ごす時間を大切にしています。
そのため、ご自宅に帰ることが難しい方でも、外出や外泊を進め、なるべくご家族と過ごしていただけるようにするにはどうしたほうがよいかなど、ご本人・ご家族と相談したりもしています。