CT

CTとは

CTとは、「Computed Tomography」の略で、 日本語では「コンピュータ断層撮影法」と呼びます。
X線を螺旋状に回転させながら身体に与え、 得られたデータを計算することで多彩な画像を作ります。

当施設の主な特徴


SOMATOM Definition AS(SIEMENS)

  • 胸からお腹までの範囲が10秒程度の高速撮影(64列マルチスライスCT)
  • 同じ検査でも従来の半分程度の被ばくで撮影(逐次近似法)
  • 高精細な3D画像(画像解析ワークステーション:AZE Virtual Place)

CT検査でわかる主な疾患

  • レントゲンではわかりにく骨折や詳細な骨の画像
  • 胆石、尿管結石、肝硬変、脂肪肝などの腹部内臓疾患
  • 肺炎、膵炎、副鼻腔炎などの炎症性病変
  • 頭、肺、肝臓などの全身のがん(悪性新生物)
  • 脳出血、くも膜下出血などの出血性病変
  • 大動脈瘤や脳動脈瘤などの血管病変
  • 狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患
  • 子宮・卵巣の腫瘍など婦人科系疾患

造影CT

CT検査では、造影剤を投与しながら検査をおこなうことがあります。 造影剤の使用により腫瘍性病変の有無・良悪性の鑑別・血管の状態や構造など詳細な情報を得ることができ、病変発見率の向上につながります。 特殊なものとして冠動脈CT、3D-CTAなどがあります。

冠動脈CT

常に動いている心臓を心電図と同期させて撮影することにより、鮮明に心臓の血管を描出することが可能です。 主に、心臓を栄養する血管を観察することが目的です。

  1. CT画像にて血流が途絶えていることがわかる
  2. カテーテル検査で同部位に狭窄がみつかる
  3. ステント留置により血流が改善